予防歯科とは『健康を守り育てる歯科医療』のことです。
結果に対する治療で本当に治ったといえますか
皆さんは今まで、歯が痛い、詰め物が取れた、かぶせ物が取れた、歯肉が腫れたといった痛みや不都合が生じてからはじめて歯科医院に行っていたのではありませんか。このように疾患の原因を取り除くことをせず、結果に対してのみ治療を行って、本当に治ったと言えるでしょうか。
虫歯ができてしまうお口の環境、歯周病が進行してしまうお口の環境がそのままであれば、当然、治療したはずの部位も再発し、また新たな問題が生じたとしても不思議ではありません。
治療が上手であることが歯科医に求められてきましたし、それは今でも正しいことですが、これからの歯科医師は、患者の種々の口腔環境を把握し、適切な対処をすることで疾患の発症を未然に防ぎ、健康な歯を守り育てる能力がさらに求められています。
これからは、治療より予防に費用をかける時代です。

むし歯も歯周病も、生活習慣病に近い性質を持つ感染症です。それぞれの病原菌が原因で感染しますが、その病状は生活習慣に大きく影響を受けます。毎日の日常の生活習慣の中に、むし歯や歯周病、かみ合わせ異常の犯人が潜んでいます。
この生活習慣には、ブラッシングの量と質、食生活、ストレス、喫煙などさまざま含まれます。
人は「痛い」「かめない」「腫れた」といった問題が気になるときに、歯科医院にやってきます。
専門家である歯科医療スタッフは、疾患の結果として現れている問題を診査・診断して治療します。しかし、その場をうまく処理しても、その問題が発生した環境を整えていかなければ状況は何も変わりません。
つまり、原因を治さない限りまた同じ問題が再発してしまい、がまんできなくなって次に来院したときには、今よりもずっと悪い状態になってしまう。
これが歯科の実態です。
このようなことを繰り返していては、お口の健康状態の崩壊を止めることはできません。
つまり専門家が歯科医院で治療を進めると同時に、皆さんが自らの生活習慣を「健康維持のために望ましいもの」に切り替えていかなければ、本当の健康は手に入らないのです。
しかし、この「トラブルから脱出し、健やかな毎日を送りたいならば、自分も努力する必要がある」ということを皆さんは知りません。通院さえすれば、専門家が治してくれると信じています。
あくまで生活習慣を変えて、健康な状態づくりをする主役は患者さん本人です。
私たちスタッフはそのためのサポートをすることしかできません。
正確な診査を行って現状の把握をし、その結果をきちんと情報提供し、今後予想されることを指摘していく。
現状のままでいいのか、改善が必要なことは何か、どうしたら改善できるのか、といったことを説明することしかできないのです。
口腔の健康を維持増進するためには、2つの大切な柱があります。
1 セルフケア(ホームケア)…自助努力、ご自身での管理
2 プロフェッショナルケア …歯科医院で専門家による管理、定期的なクリーニングや歯周病菌の除去など

より重要なのは、生活習慣の改善を含めたセルフケアです。
セルフケアを充実させるためには?
お口の中の健康を維持し、心豊かな生活を実現させたければ、皆さんと医院スタッフが同じ目標に向かって力を合わせなければなりません。
共同作業で取り組むことができれば、きっと目標は達成できます。
皆さんが望む目標を共有し、協働作業に取り組むことが歯科医療成功への道です。
そのため、本当の意味での予防歯科というのは、
皆さんと医院スタッフが、心が通ったコミュニケーションがとれて、むし歯や歯周病を再発させないように生活習慣を変えていくことができるかどうかが、大きなポイントになります。
もちろん、PMTC(専門家による歯のクリーニング)やフッ素塗布などによっても予防の効果はある程度ありますが、十分なセルフケアがなければ、焼け石に水となってしまいます。
このような考え方をご理解の上、ご自身の歯を大切にしたい方、そして自分で自分の歯の健康を守っていくという気概のある方は、当院に通うことによって大きなメリットを得られると思います。
私たちは
歯科医療スタッフの使命(ミッション)は、「皆さんが生涯を通じて心豊かな毎日を過ごせるように、口腔の健康を通じて貢献すること」である。
と捉え、ビジョンは「健やかな毎日を実現する最良のパートナーとなりたい。」 と願っています。


















